ASADAの「楽屋訪問in大阪中座」

= 大阪中座の楽屋を訪れたASADAさんのレポート =

['97/10/9 last up date]


今日(10/8)大阪中座にて行われている京唄子公演、「花嫁衣装」に行ってきました。

  今日は、初めて宮内さんの楽屋訪問をさせていただくつもりでしたので、興奮しながら席に着
き、公演が始まってもその事が頭を過ぎって何か集中できない状態でした。宮内さんの役は「京
唄子の世話役をかってでる人の良い巡査(パンフレットより)」でした。

最初は詐欺師っぽいあやしい花紀京を追い掛け回すのが多く、彼が捕まえられそうになると、
「あっ。」と明後日の方向を指差して、それを見てる間に逃げられてしまうなどというらしくな
い?部分もあり、その後は京唄子が金に困っていれば金を貸してあげたり、わけあって赤ん坊を
奪われたら探してあげたりといい人ぶりを発揮。そしてメインは後半。京唄子の家に強盗が入っ
て、襲われているところに巡査登場。強盗相手に蹴りを入れるは、こかすは、関節技をかけて逮
捕といった軽いアクションシーンがありました。やはりヒーローものを見ている僕にとってはこ
のシーンが 1番印象に残っています。そしてこれで宮内さんの出番は終わり。笑いあり涙ありの
芝居でしたが宮内さんは笑いには関わっていませんでした。

そしてその後楽屋訪問。楽屋入口にておじさんに事情を説明すると、あっさり「宮内さんの楽
屋は3Fです。」と入れていただきました。そしてとうとう3Fへ。宮内さんの楽屋を見つけると緊
 張はピークに達しました。でも中にはもう誰か来ている模様。恐る恐る「失礼します、こんにち
 は」と入ると「どうぞ」と声をかけていただきました。恐縮して正座してると「足を崩してくだ
 さい。」といってくれ、僕たちが用意した日本酒と茶菓子を手渡すと、

宮内:「俺(?)、酒飲めないんだよ。」
僕 :「お酒は大好きと聞いてましたが。」
宮内:「知ってたか、ダハハハハ。」

と、さっそく訳のわからない冗談を言ってくださいました。その後の話の内容は簡潔に。

宮内:「今日の公演はどうでしたか。」
先輩:「アクションシーンが良かったです。」
宮内:「アクションシーンというほどでもなかったでしょう。相手はこういうシーンは慣れて
ないから思いっきりできないんです。本当は投げ飛ばしたいんだけど。(笑)手錠を
かけるシーンはさまになってたでしょう?でも、俺は時代劇のほうがいいなあ。来年
は8月に大阪中座で時代劇やるんです。」
「今日はいつもしない服装をしてたでしょう?(どのシーンのことか不明)」
僕 :「僕はズバットの恰好で出てきてほしいのですが。」
宮内:「ダハハハハ…。(なぜか笑う)」

そして、V3やズバットの話をちょっと

宮内:「V3は関西地方で視聴率40%後半を出してたんですよ。他のライダーは20%そこそこだ
ったんだけど。」(ちょっぴり自慢)
僕 :「ズバットもよかったんですよね。」
宮内:「東京テレビの中では1番。でもスポンサーがこけちゃったんですよ。」
僕 :「僕はズバットのレーザーディスクを全部買いました。」
宮内:「そう。端についてる帯に何か書いてあった?」
僕 :「いえ、書いてませんが。」
宮内:「販売した時(おそらく初回分)何枚かに 1枚、俺のメッセージ付きのがあるはずなん
だ。直筆の。」
僕 :「・・・。」

そんなこんなでやっと雰囲気が和んできたところで、宮内さんと親交が深い?おばさん登場。
そのおばさんの話が長い長い。せっかく 4、5人で話してたところ急に2人の世界に入り出す。で
 もこちらはみんな恐縮しているので割り込みができず、 5分、10分とそのおばさんの独壇場。そ
 れからは合間を見つけて話し掛けることしかできなかったのですが、その内容を。

僕 :「宮内さん、簡単な質問と言うか変な質問させてもらってもいいですか。」(訳の分か
らないことを言ってしまった)
宮内:「変な質問は困るけど(笑)、簡単な質問とは。」
僕 :「今まで演じたヒーローで1番気に入ってるのは何ですか。」
宮内:「全部です!(即答)ところで今度仮面ライダーの同窓会をやるみたいなんですよ。」
先輩:「えっ、どこでですか。」
宮内:「東京で。 150人ぐらい入る小さい所で。全員のライダーが集まるんです。藤岡も佐々
木も・・・。(呼び捨て)原作の石森章太郎さんも来るんです。」(恐らく一般の人
      は参加できない)
先輩:「めっちゃ行きたい。」
先輩:「今度大阪で行われる水木一郎さんのコンサートに参加されるのですか。」
宮内:「東京のほうは出ますが、大阪のほうはスケジュールの都合で行けません。」
僕 :「えっ・・・。」(ショックで声が出ません。)

この後、これは今度行うと言うことなのか、過去にやったのか聞き損ねたのですが宮内さんは
早川健の衣装を着て馬に乗り登場するそうです。でも今度の時にやると言ってたと周りの人に確
認したのですが。その時の会話、

宮内:「(省略)仮面ライダーV3とズバットを歌う予定なんです。」
僕 :「二人の地平線ではないのですか。」
宮内:「それどんなのだったっけ。」
先輩:「赤い夕日にってやつです。」
宮内:「あっ。それそれ。」

何、忘れていたのか。それで本当に歌えるのか。でもこれが本当なら絶対に東京のコンサート
に行きたいです。

僕 :「水木さんとはよく会われているのですか。」
宮内:「水木(また、呼び捨て)とは、飲みに行きます。」

そんなこんなで約40分ほどもいさせてもらいました。そしてお決まりのサインをいただく。僕
 の先輩は子供のころのV3の変身ポーズをとっているアルバムのページにサインをしていただいた
 ため、通常のサイン+仮面ライダーV3風見志郎とまで書いていただくスペシャルバージョンでし
 た。これはうらやましかった。そして握手をしていただいて退散。夜の公演の10分前でした。も
 うほんとに充実した1日でした。

ただあのおばさんがいなければ・・・。3分の2の時間はあの人に取られましたから。でも帰り
際に「これからも宮ちゃんをよろしく。」と言ってました。一体何者なのでしょうか。帰りに東
京からきたというファンの方と一緒だったのですが、いつもは大体他の俳優さんと一緒の楽屋な
のが今回は個人部屋だったので貴重だったとか。もう 1回見に行ってまた話させていただきたい
気分です。

もう少しきちんとした質問をしたかったのですが、どうもでしゃばる訳にもいかずこうなって
しまいました。今後の舞台の予定は 2、3月に森進一公演で新宿と大阪、8月に次郎長(こんな字
でしたっけ)で再び中座。その時こそはもうちょっとしっかりしたいと思っております。

会話は思い出してまとめてこんな風だったと言うつもりで書いてますから、 100%再現してま
 せん。敬称も省かせていただいてます。あと僕と先輩しか会話に出てませんが他の人ももちろん
 しゃべってました。しかし個人的なことが多かった。(例えば、私、司法試験受けますとか。)

最後に宮内さんが本当に丁寧に接してくださり、親しみやすい方だったことを加えておきます。
失礼しました。