にぃとの「楽屋訪問れぽーと」

= 大阪中座を楽屋訪問したにぃとさんの報告 =

['98/8/17 last up date]


8月13日、行ってきました。「京唄子・特別公演」大阪・中座にて。

みるのは午後の部(16:00〜)なので、15:00ごろ中座に着いて、ロビーへ。午前の部が終わっ
 たところだったので、大量のオジサン・オバサン方が出てきてすごい混雑。 1人で行ったので勝
 手がわからず、フロントのお姉さんに聞くと「裏の楽屋口へ行って下さい」とのこと。

で、楽屋口を入って(も〜超どきどきっ)管理人?のおじさんに「あの〜、宮内さんの楽屋に
行きたいんですが・・・」と言うと「あー、いるよ。どーぞー」と能天気に言われてしまい、拍
子抜けした。

・・・と、イキナリ側の階段の上から、宮様のお声がっっ!!ひえ〜、本物だっ!!何か言う
てはるのですが、あまりにもフイをつかれて動転してしまい、覚えてない。・・・宮様が階段の
うえに;;

「宮内サンは 3階の一番奥の部屋だよ」とおじさんに言われ、向かいました。部屋の入り口に
着くと、他の役者さんとお話してる様子。待ってるうちに、宮内さんのファンの方が 3人みえて、
役者さんが出ていってから、みんなで部屋に入りました。

・・・いました〜、部屋の奥の鏡台の前に座ってはりました。初めてナマをみて感動;;宮内
さんは、部屋着(和装)を着て、くつろいでいる様子。メイクはそのままなのでした。(カオが
あんまりわからん;)

宮内さん、いろいろしゃべってくれました。

「新橋MH」について・・・だいぶ立ち回りの部分がカットされてたようで、残念そうでした。
「足にテーピングして靴にゴムの吸収剤張ってまでやったのに〜ねえ、カットされちゃったっ」
悔しそうでした。やはり足が痛むようで、楽屋でも右足かかとの所に湿布?してました。どわー
っ痛々しいっ・・・役者って大変だなぁ。(涙〜)それにしても、カットされて悔しいっ!!も
っと見たかったのに〜!

「地獄のズバット」宮内ばーじょんについて・・・その事に触れると、妙に照れてました。 9
月末に発売されるそうです。(楽しみ〜)

「執筆本」について・・・「今、ホテルに戻って書いてますっ」とのこと。秋には出版される
そうな。そばに「仮面ライダーV3カード」の本があり「いやぁ〜、この本みて怪人とか思い出し
 ながら書いてるんですよ〜」だと。やっぱり、あんちょこは必要かっ?ん?「さらば!怪獣VOW」
では確か「全怪人が印象深い!!」と言いきっていたような・・・(^^)

舞台のこと・・・「(舞台の上は)暑くてねぇ〜もう、汗だらだらかいちゃってね・・・」と
本当に暑そうでした。

しゃべってるそばで、お付きの人が、宮内さんのアタマに布?巻いてました。カツラ用のセッ
トですか。無知なわし;;

時間も迫ってきたので、みんなそれぞれにサインもらって、握手して(写真撮ってる方もいた)
楽屋を出ました。

はあ〜、もう胸いっぱいで・・・そして、舞台の幕があきました・・・。

 海道一の暴れん坊「石松道中双六」

主なCAST 京唄子(森の石松・清水次郎長・お民・お勢・大前田栄次郎)
藤堅大良(都鳥の吉兵衛)
山田スミコ(お町)
宮内洋(清水の大政)

中座は、花道が1階席の左側にあり、桟敷席が1階の両端、2階席という構成。

第1幕: 親分次郎長から金毘羅参りを依頼された石松は、道中一滴の酒も呑むなと言われ代参
を断る。ここで、大政登場!かっこよく歩いてこられます。「誰も見ていないのだか
ら、呑もうが呑むまいが判らない!」とか、「ウソも方便だ!」とか石松に諭す。(
酒呑みのススメっ)ここでの宮内さんは、色々姿勢を変えて、石松とテンポ良い会話
を進めます。軽快な雰囲気です。(よいお声だ・・・)

大政に諭され旅立つ石松が襲われる。(保下田の娘・お滝、お照とその子分に)。し
かしお照を気に入った石松は、なぜかお照を色々とかばい、また、お照も石松の危機
を救う。道中は続く。

第2幕: 道中の石松に声をかける都鳥の吉兵衛。金欠の彼らに石松は金を貸す。しかし吉兵衛
はお滝らと示し合わせ、石松を騙し討ちする。お照は石松を守り、絶命。出なおそう
と清水へ帰った石松だが、親分次郎長の悪口を言われ、都鳥一家へと斬り込む。
親分の悪口を言われては黙っていない大政っ!ここで花道を通って大政軍団ご登場〜
っ。先頭を歩く宮内さん、凛々しかった。

そしてクライマックスへー。最大の見せ場である立ち回り、以前より宮内さんのトコ
がクローズアップされてるとの事(何度もみてはるファンの方が言ってました)。斬
り倒して、最後にキメた時には、拍手がっっ フー、かっこいい・・・

しかし、女にはやさしい(弱い;)大政さん。お滝を目の前にして、「女は斬れねぇ
・・・」と言いつつ、カッコつけてるのが渋かった。このシーンは楽しかったです。
      (なぜか風見っぽい?)

とにかく、宮内氏の2枚目度は激高でした、遠目で見ても。

京唄子さんの七変化は、本当、不思議。はやい、はやいっ!!どうやってるんだろ・・・。周
囲のおばさん達がしきりに感心してた。

山田スミ子さんはストーリー的にはあまり関係していなかったのですが、あの大声で随所に笑
いをもたらしてくれました。それがアクセントになっていて、舞台に動きが出ていました。