V吉の「水木一郎1000曲ライブin河口湖」

= ライブに参加したV吉さんの感動のレポート =

['99/9/11 last up date]


初めにお断りさせて頂きますが、このレポートはあくまで私の主観と記憶によるレポートです。
細部に(特に時間軸に)若干の不正確さがあるかもしれませんが、ライヴそのものの客観的かつ
全体的かつ正確なレポートは水木さん関係のHPをご参照下さい(^^;)。

1999年8月30日、その日は遂に訪れた。そう 「アニメソング界のアニキ」こと水木一郎氏が前
人未到の24時間1000曲ライヴに挑戦するその日が・・・。

その日、私は午前11時に起床。東京駅八重洲南口近くのバス乗り場で 午後4時発の臨時バスで
現場である山梨県河口湖町にあるステラシアターへ行くことになっていた。しかし、この手のイ
ヴェントは時間通りにいくと大抵失敗すると思い(笑)少々早目に家を出たため 午後2時にはバ
ス乗り場に着いていた。案の定、バスは 2時半くらいには既に出発したのである。私の予想は大
当たり、ちょっと嬉しかった(^^;)(因みに私が乗り込んだのは10数台あったバスのうちの2台目
である)。バスに揺られて約一時間半。その間バス酔いして眠れなかったり、横の乗客がアイド
ル話に花を咲かせすぎて眠れなかったり(「大森玲子」はコーナーが違うっちゅーのっ!(><)
)で、散々だったが、現場に降り立ったその瞬間、それらの辛さを忘れる程の興奮が私の体を駆
け巡った。「ここで伝説がつくられるんだ・・・」

開演まで4時間、開場まで2時間。しかし、現場はすでにヒートアップ。売店では9月1日発売の
新曲を含めアニキのCDやライヴ特製グッズや、例の京本政樹プロデュースのアニキ・キーホルダ
ーなどが売られていた。ついでに Z-1のCDも売っていたことを付記しておこう。そして、現場で
取材をしていた某男性アナウンサーが「 Z-1もCD売ってるの?ちゃっかりしてるなぁ」とぼやい
ていた事も付記しておこう(爆)。その一方ですでに会場入りのために長蛇の列ができていた。
どうやら、前の方は徹夜組のようだった。そして、番組のスタッフらしき人たちが、並んでいる
人達へインタヴューや後々出てくる千羽鶴折りを依頼していた。私は不器用なので千羽鶴折りを
避けていたが、今になって駄作でも折っておけば良かったと後悔している。

・・・などしている間にいよいよ開場。細かい座席指定はなかったが、座席ブロックの指定は
チケットに記載されていたので、会場のスタッフの指示に従い席を確保。 2階席とはいえ、全体
を見渡せる良い席に座れた。そのうえ、オペラグラスを使えば十分ステージの様子も見られるの
でまさに幸運だった。なお、1階席やVIP席は、ファンクラブや協力頂いた地元の方々が座ってい
たようだ。また、開演までの間、スタッフによる注意事項の連絡が何度も繰り返された。その諸
注意は細部に渡るシビアなものであったが、24時間の長丁場のうえ3000人近くの観客がいるとい
うことを考えれば当然のものばかりであった。

そしていよいよ午後8時。伝説は始まった。

「マジーンゴー!」の雄叫びと共に我らがアニキが登場!会場は早速ヒートアップ!!その後
「 Zのテーマ」「勇者はマジンガー」などの熱唱が続き、数曲歌ったあとのトークで「今回は
あまり話をするなと言われているんで・・・」と早くもジョークを飛ばすアニキはすでに息を荒
げていた(笑)。そして応援していた私も、まだ10曲も終わってないのにバス酔いのせいもあり
軽い疲労感に襲われていた。出だしからいろんな意味で先行きが不安になってしまう。しかし、
6曲目には我らが宮内さん代表作「快傑ズバット」の主題歌「地獄のズバット」が!打ち合わせ
もないのに会場からは「あすかー!」コール!私の疲労感は一気に吹っ飛んだ(全く、ゲンキン
なヤツだ・・・)。その後もアニソンを中心に次々とアニキは歌い続けた。正直、さほど熱心な
水木ファンではない私は、知らない曲も多数あったが会場の盛り上がりとアニキの熱唱により全
く退屈知らずであった。

そして、「キャプテンハーロックの夕べ」というコーナーでは、これまでの雄叫び調からバラ
ードへと曲調が変わる。常々思ってはいたが、改めてライヴで聞くとアニキのバラードは実に味
があると思う。年輪もあると思うのだが、雄叫んでいるときにはあまり出てこない「深み」を感
じるのである。じっくりバラードを味わった後は再び雄叫び系アニソンへ。途中、謎の歌手「山
本一郎」歌うところの「戦え!僕らの学級戦士 Yマン」(「学級王ヤマザキ」より)や、バラ
ード系の「ルパン三世愛のテーマ」も披露され、アニキの歌唱の幅広さを改めて感じさせてく
れた。さらには、青春ソングメドレーも披露。爽やかな声質のアニキにぴったりであった。

そんなこんなで時すでに午後10時をまわろうとしていた。午後10時から 午前8時までは近隣の
方への配慮として大きな声での応援は避けるようにとアニキからの指示。しかし、僕の斜め後ろ
の連中はそんなことはお構い無しといわんばかりに(特に雄叫びアニソン系の曲の時に)熱唱し
つづけていた。気持ちは分かるが、抑えるときは抑えて欲しいものである。しかも、彼らの声が
大きすぎてアニキの歌声が聞き取り辛くなってしまった・・と、これは個人的な不満だが(^^;)
その配慮にあわせるかのように、曲もこれまでのアニソンからスタンダードポップスへ。「ロシ
アより愛をこめて」
「星に願いを」など、じっくりと聞かせる曲で 眠く・・・いやいや、
堪能させてもらった。しかも、弾き語り!もうメロメロ・・・。

続いては曲の荒稼ぎコーナー(爆)・・もとい「快進撃ラジオ・うたえモン」。ここでは今回
の構成作家の伊福部氏とおたっきぃ佐々木氏の進行で、ラジオ形式で次々と曲を流しアニキに歌
ってもらっていた。従って、大体一曲当り 2フレーズぐらいでさくさく進んだ。もっとも、やは
りそれまでのアニキのトークが長くなり、大分巻きが入っていたせいもあったが・・・(笑)。
これによって、わずか 2時間程度で百数十曲も消化できたのであった(笑)。因みにその最中、
時刻が12時をまわろうとしていた時に、「今日の日はさようなら」をほぼフルコーラスで歌っ
たりもした。私がこのコーナーの中で印象に残ってるのはなぜか「フン・フン・フンコロガシ」
(笑)。「皆んな出るのは一緒!」というフレーズで雄叫びが入るあたりが気に入ったのである。

続いては「おかあさんといっしょ」コーナー。 2代目お兄さんであったアニキ(「お兄さんで
あったアニキ」ってなんか変だな(笑))、童謡の歌いこなしも見事である。しかも、途中絵描
き歌をはじめとする「あそびうた曲」もあり、まさに夜のお遊戯(なんだか妖しい響きが・・・
(^^;)状態であった。夜は更に深まり、アニキも少々お疲れの様子で若干不機嫌になり、スタッ
フの不手際を怒鳴り始めたりした。これはその後も何回かあるのだが、その都度、私はあまりい
い気分でなかった。やはりプロたるもの、舞台裏は見せてはならないと思っていたからである。
しかし、始まってからはきちんとした打ち合わせをする時間もないだろうし、むしろ、アニキの
プロ意識がそうさせるのだろうと徐々に思うようにした。

そして、また「快進撃ラジオ」の時間である。ここではアニキの歌謡曲時代の歌や、タイトル
不詳のアニキ屈辱(?)の歌、スポーツ応援歌(これに関して、アニキは「中日とダイエー両方
の応援歌を歌っているので、今年の日本シリーズはどうしよう」などとジョークを飛ばしていた)
ラジオ番組内でつくった「エンドウのうた」「セクハラブルース」(影山ヒロノブさんに対
する歌らしい)青春ソング、タイトル的には放送禁止の「ル○ペンの歌」などが披露されたが、
私的には「仮面ライダー九九の歌」「戦え!七人ライダー」などのライダーソングメドレー
が一番ノっていた。しかも、その時にアニキの歌詞カードにバッタがとまるという奇跡的なエピ
ソードも!(その後、歌詞カードめくり係りの人がそのバッタを払ってしまい、アニキに怒られ
退場を命じられてしまった・・・。アニキ的にはめちゃめちゃあのバッタがお気に入りだったよ
うだ。もちろん、後にそのバッタはきちんと捕獲された)そして、このコーナーの段階で曲数は
既に400曲を越えていた。

そのライダーソングの流れに乗って、30日(日付はすでに31日だったが)最後のコーナー「ア
ニメ特撮スペシャルメドレー」へ。その中に「夢もひとつの仲間たち」(ウインスペクター挿
入歌)という曲があったが、客席の反応として意外と特撮の最新曲は知っている人が少ないらし
いということが判明、後々も何度か WSP挿入歌が出てくるが、やはりその都度リアクションが小
さかった(私は、これらはやはり宮内関連の曲(!)なので小声で熱唱していた)。そして、こ
のコーナー最後の「マジンカイザーのバラード」を経て、9月1日発売の新曲のカップリングで
かつカヴァー曲の「見上げてごらん夜の星を」で30日のコーナーはすべて終了した(なお、そ
の曲を歌っているときにそれまで曇っていた空が満天の星空になっていたのは奇跡というほかな
いだろう)。

ここまでで時刻は 午前4時を少しまわったくらいであった。ここでアニキは休憩。その間は、
ガレッジセール・ビビる・宇田麻衣子アナウンサーが場を繋いでいた。そこで、ガレッジがライ
ヴの成功祈願のため千羽鶴を富士山の山頂に持っていく事を宣言、客席の声援を受け出発した。
一方、ビビるはショートコントを披露。とても面白かった。多分、疲れてて頭がナチュラルハイ
になっていたせいだろうが・・・(暴言)。そして、私もタバコを吸うために小休止(ライヴ中
の入退場は30分以上の退場でなければ基本的に自由)。客席裏では、疲れ果てて眠りこける人々
(ロボットコスプレーヤー含む)や、寄り添うカップル、外では仲良く食事を摂るカップル、グ
ッズを物色するカップル(ひがみ笑)などがいた。そして 午前5:30からの再開にむけて、私も
10分程度の仮眠を取った。といっても、目をつぶって下を向いていたくらいだったが・・・。

31日最初は「日の出コーナー」。まずは「君の仲間だスピルバン」(スピルバンED)と、目
覚めに相応しい曲から始まった。少し休んだのかアニキの機嫌も上々(笑)。続いて「快進撃ラ
ジオ3」。最初のほうに歌われた「ジャストギガストリーマー」(WSP挿入歌)はどうやらアニ
キフェイバリットソングの一つらしい。もちろん私も大好きな曲である。特に「ガッガ、ガガガ
ッ」(勇者王ではない(^^;)というフレーズが最高!また、中盤では Xライダー関連の曲がいく
 つか歌われ、私の眠気も吹っ飛んできた。ちなみに その後歌われた「バビル二世」は、アニキ
 的には好きなのだが、どうも菊池(俊輔)先生的にはNGなのが納得がいかないと漏らしていた。
 きっと、互いにプロ故にこだわりがあるのだろう・・・。さらには「グリーングリーン」など
 朝の爽やかな雰囲気にぴったりの曲も披露され、このコーナーの終り頃には「輝け!サンバル
 カン」
をアニキが歌っているところに、今回のMCであるショッカーO野氏が登場し、サンバルカ
 ン体操を披露するという大サーヴィス!!夏休みの早朝に体操・・・うーん、完ぺきだ(笑)。

それからジャングル大帝や、スピルバン、プロゴルファー猿関係の曲などを歌ったあと、水木
歌唱の原点というべき「DANNY BOY」そして「MY PPAYER」これはアニキの特徴の一つ ロング
トーンを身に付けるのに参考になった曲らしい。さらに初めてステージで歌ったという「BE BO
P A LULA」
などを歌い上げた。「おかあさんといっしょコーナー2」。ここでは童謡が歌われ、
更にアニキが考えたアソビとして「どんぐりころころ」「夕焼け小焼け」を客席を半分ずつ
にして一度に歌ったりと、ファンサーヴィスもばっちりだった。そして、まだ昇りきらない太陽
を呼び出すかのごとくはじまった「朝から気合いソングコーナー」!「空飛ぶマジンガーZ」
「復活のイデオン」など、徹夜で沈みつつある魂を揺さ振る曲が続いた。それにしても アニキ
は元気だ。空が明るくなってからは特に。もしかすると、アニキは光合成できるのかもしれな
(笑)。続いての「ヴァージョン違いコーナー」では主に マジンガーZのヴァージョン違いを
中心に歌い上げた。しかし、まさか「ジャングル TV」で歌った「結婚式大パニック版」までも
が歌われるとは・・2年越しの結婚式を挙げる知り合いの某夫妻にも聞かせてあげたかった(笑)。

しかし、この辺りでアニキの声がピンチに・・。頑張れ!アニキ!と、心の中で願うまでもな
く、会場からはその声援が!熱いぜ!・・ってホントに気候も暑くなってきていたが・・・。そ
のアニキの声を休めるかのように「偽・ラジオ」コーナーへ。ここでは、歌のヴォルテージ的に
も、歌詞の内容的にも軽いものが続く。中でもチャルメラのメロディをマイナー調にアレンジし
てロシア風に仕上げた「ラーメンの歌2」は「盗作の水木(本人談)」もとい作曲家としてのア
ニキの力量を見せ付けられると同時に、私の頭の中でピロシキ入りのラーメンのヴィジュアルを
思い起こさせた・・・あまりおいしそうではなかったが(笑)。続いては「水木一郎歌手生活原
点コーナー」と称し、アニソンでない普通の曲(?)を20曲程度歌った・・・て、ここらへんあ
んまり記憶がはっきりしてないんだな。印象に残ってないと言うか・・・(^^;)

で、ここでアニキは朝食タイム。その間は「水木一郎ボーカルスクール」の出身者の女性歌手
の方々が歌声を披露。沖縄少年少女歌唱団ことフォルダ(嘘)の歌をカヴァーしたりしていた・
・・が、その間私は相も変わらずお手洗い&ヤニ休憩、そして、朝食を摂りに外へ。すまぬ、お
弟子さん。でも、適度に休みを取らないと・・・という体調だったんで(言い訳)。そして、ア
ニキも私も朝食を摂り、元気一杯で「復活!アニソンバンドコーナー」へ。ここでついに「男は
ひとり道をゆく」
が満を持して披露された!私のカラオケの 十八番でもあるこの曲、生で聴く
と身体が震えるような(決して疲労のためではなく(^^;)感覚を覚えた。その次は「ウルトラマ
ン&宇宙ものコーナー」。ここでは「ウルトラマンストーリー」という曲のカラオケがスタッ
フの手違い(?)で「ウルトラマン物語」の曲になってしまったというハプニングが発生。結局、
アカペラで「ウルトラマンストーリー」を披露することに。しかし、こちらとしてはアカペラで
じっくりアニキの歌声が聴けたのでかえってよかったかもしれない。この手のハプニングはスタ
ッフサイドとしては大変なのだろうが、観客としては、より「生」らしさを感じられて面白かっ
たりするものである(単に私が天邪鬼だからかもしれないが・・・)。

そんなこんなで日も昇り、灼熱地獄が始まろうとしている時に、追い討ちをかけるかのごとく
(笑)はじまったのが「アニソン&おかあさんといっしょコーナー」。いやがおうにも熱くなっ
ていくのであった・・・。が、やはりアニキも疲労がたまってきて辛くなってきたようだ。にも
かかわらず「楽しいね」という童謡を歌うアニキ。「今の俺には堪える歌だな」というジョー
クにも切実なものが・・・(笑)。なお、ここでのラストは「タイムリミット」(メタルダー
ED)。「タイムリミットは近い」という歌詞だが、そのときは まだタイムリミットは遠かった
・・・。

その流れを受け「アニメ特撮カラオケスーパーメドレー」へ。要は「懐かしくってヒーロー」
を一通り歌ったのだが、これ 1曲で23曲ぶん稼げたりしたのであった。そして、またしてもアニ
キ休憩。実際、さすがに小さな休憩をまめにいれないと・・・という状態だったらしいというこ
とは、あとで「うたえモン」を見て知った。逆にいえば、それを見るまで気付かされることがな
かったということで、私が鈍感だった・・・のではなくアニキがそれだけ驚異的だったといえよ
う。時刻にして正午前。ここで「エンドウのうた」などで私生活を暴露された(笑)遠藤正明氏
と MIOさんが応援に駆けつけた!それぞれ「勇者王誕生」と「ダンバイン立つ」を披露してくれ
た。前者はカラオケではよく聴いていたが、オリジナルを聴くのは実は初めて。いやぁ、若いね
ぇ(謎)。

相変わらず休憩直後のアニキは元気!(笑)「ロックンロールメドレー」&「歌手生活原点再
び」コーナーへ。しかし、私はまたしても小休憩へレッツゴー・・・(^^; だって、次の「恐怖の
ロボコンメドレー」を楽しみたかったから・・・。で、何故「恐怖」かというと、フレーズなど
が似てて(そりゃ、同じ番組の曲だしね(^^;)覚えづらかったからだそうで・・・。今のロボコ
ンの主題歌もいいけど、やっぱり、ロボコンはアニキだね。あんなにカッコイイ歌声なのに、ロ
ボコンの泥臭さまで表現できてしまう。スゴイ。ロボコンソングで和んだ後は「1000曲ライヴ思
い出のコーナー」。つまり、今まで歌った歌のいくつかをまた歌うのだが、これは途中から観に
来たお客さんへのサーヴィスである。それはアニキがライヴ中にもそういったお客さんへの配慮
の言葉を発していたことから容易に想像がついたし、私のように最初からいる観客でも、やはり
いい歌は何度でも聴きたいもので、決して「手抜き」コーナーではないことは冗談抜きで強調し
たい。

続いては「快進撃ラジオ」の4弾目。ここではアニキが歌った CMソングを特集したが、音源も
悪く、尺違いなど些細なヴァージョン違いをも一曲にカウントしようとして(アニキは「それは
一曲にいれるな!」と一喝!さすがである)いたりと、観客にとってもアニキにとっても不満の
残るコーナーであった(現にアニキは「このコーナーつまんないよな」とぼやいていた)。ただ
ライヴということでなく「アニキはこんな曲も歌ってたんだ」的な視点で聴けばそれはそれとし
て楽しめるものだったと私は感じた。そして、気を取り直して「こどもうたアンコール」。「チ
ョンマゲマーチ」
では振り付けもしっかりこなし 元気なところをアピールするアニキ。個人的
にヒットな「フン・フン・フンコロガシ」もまた歌ってくれた。続いて、大団円にいく前の最後
のロングコーナー「もう一度聴きたい人気曲コーナー」へ。この段階でいよいよ残り 100曲を切
り出した。会場全体がそこはかとない興奮に包まれ、正直、お昼頃は中だるみ気味だった私のテ
ンションも高ぶりつつあった。このコーナー最後の「愛の詩」はまだ1000曲達成していないのに
じわっと去来するものがあった。

時間は午後5:00。最後の大盛り上がりにむけて、アニキは最後の体調調整のため休憩へ。その
間は、Z-1、松本梨香、ドリーミング、井上あづみ、影山ヒロノブ、堀江美都子など「うたえモン
」関連のアーティストが次々と登場!アニキへの激励と共に、それぞれの曲を披露した。中でも、
予定外だった影さんの「ゲッターロボ」で会場の雰囲気はいやがおうにも高まってきたのであっ
た!

午後6:30。再びアニキが登場。会場は「アニキ」コールの嵐。そして、ミッチとのデュオ 4曲
(スパヒロ関連&キャプター主題歌)、影さんとのデュオ 2曲(サイバスター&鋼の魂)を歌い
さらには新曲「Golden Rule」も披露!会場はもはやクライマックスをむかえ、未曾有の興奮に
包まれていた。私も自分が自分でないくらいに雄叫びまくっていた。

やがて「うたえモン」の生放送がはじまる。だが、少し前からすでにファイナルステージは始
まっており、放送に合わせて、曲数のペースを落としていた。しかし、会場のテンションは下が
るどころが際限なく高まり続けた!ちなみに、テレビでご覧の方はファイナルステージにどのよ
うな曲が歌われたか全て知ることが出来ず悔しい思いをされているかと思うので、ここに全掲載
してみる。「ローラーヒーロームテキング」、「鋼鉄ジーグ」、「セタップ!仮面ライダー
X」、「ロボット刑事」、「Zのテーマ」、「侍ジャイアンツ」、「原始少年リュウが行く」、
「嵐よ叫べ」、「ぼくらのマジンガーZ」、「がんばれロボコン」、「ほえろ!ボイスラッ
ガー」、「グランプリの鷹」、「夢を勝ちとろう」、「ハカイダーのテーマ」、「キャプ
テンハーロック」、「ルパン3世愛のテーマ」、「地獄のズバット」、「バビル2世」、「
コンバトラーVのテーマ」、「ぼくらのバロム1」、「おれはグレートマジンガー」
、以上
である。あの時の会場の盛り上がりは、もはや言葉では言い尽くせない。私も我を忘れてアニキ
を応援しつづけた!!

そして、1000曲目「おれはグレートマジンガー」を終わった瞬間、えもいわれぬ感動が私の
中を、いや、会場全体を覆い尽くした。そう、全てが終わった。いや、むしろ、伝説の序章が終
わり、ここから新たな伝説が築かれていくのだろう。そして、私は心地よい疲労感と充実感を感
じつつ、夢の空間から現実へと帰っていった。

・・・と、ここまで一週間かけて書いてきましたが、 7日の「うたえモン」をみて、アニキが
相当無理をして頑張っていた事を知り、なんて自分は勝手な事を考えていたんだろうと反省して
しまったんですが、むしろ、いい意味で観客がアニキのことを心配しないでライヴに没頭できる
くらいアニキが気丈に振る舞っていた、というその凄さをぜひ、皆さんに感じ取って頂きたく、
敢えて当時の気持ちをそのままに書きました。