【特別寄稿】

【にぃとの宮様歌唱研究】

= 宮内洋の歌唱力を鋭く分析!=

['98/10/13 last up date]


さる8月某日。宮内VERSION の「地獄のズバット」を初めて聴いてあまりの凄さに驚いたわし
(宮内者初心者ゆえ)「なんで、こうなるねん!?」「あまりにも、をかしい」(^^;;;)

そしてCDが発売され、その謎に迫ろうと試みた、にぃとであった・・・


☆☆宮内洋氏の歌のインパクトに迫る!!☆☆

    1. オリジナル「地獄のズバット」との違い
    2. 「歌う宮内氏」の写真のかっこよさと、歌声とのギャップ
    3. 「V3」や他の挿入歌に負けぬ、期待どおりの凄さ(笑)

以上の 3点がインパクトを与える主な原因だろうと考え、今回はこれに絞って研究をすすめた。
(オオゲサ)

 1.【オリジナルとの違い】

  歌唱力の差はしょうがないとして、キーがオリジナルより1音低い。
  平均律のドレミ♪に強引に当てはめてみる。(例:1番の歌詞)

        ミ♭水木氏の最高音(♪ともよ〜)(♪かーいーけーつ!)
       レ 宮内氏の最高音(♪ともよ〜)
     高 ド 水木氏のサビ部歌い出し(♪ズバット参上〜)
       シ 宮内氏のサビ部歌い出し(♪ズバット参上〜)
     | ラ
     | ソ
     | ファ
     | ミ
     V レ
       ド 水木氏の歌い出し音(♪地獄が・・・)
     低 シ 宮内氏の最低音・歌い出し音(♪地獄が・・・)
       シ♭水木氏の最低音(♪復讐の〜)

  比較すると、キーは宮内氏の方が低いのに、最低音は水木氏の方が低い。(♪復讐の〜)の部
 分の「歌いまわし」の違いの為。

 声域の差であろうか。宮内氏は(♪おれはーかいけつっ!)の部分でリキんで?音がシャープ
 する。故に実際には宮内氏の最高音は「レ」ではなく「レ#」に近い。

  そうなると、ほとんど水木氏の最高音「ミ♭」に近くなるので、何故キーを下げたのか謎であ  る。

  ここではドレミの音階に例えて検証したが、人間の声の音程は、簡単には割り切れない。宮内
 氏の場合、演奏に対してほんの少し上をいく音取りが、あの「アジ」を醸し出しているといえる。

 2.【見た目と歌声のギャップ】

  あのルックスで、この歌声。キザ演技が得意なのに、この声質。最初のセリフは重いのに、歌
 は軽い。このギャップがインパクトを生む。

  「地獄のズバット」なのに、明るい声。ゆえに、歌詞の内容よりも「声そのもの」の印象が耳  に残る。

  宮内氏は意図的にそのギャップを利用しているのだろうか?

 3.【期待どおりの凄さ】

  予想どおりの歌唱、そして、それを決して裏切らない宮内氏。音程がシャープしても、ちょい
 舌足らずな発音でも、まるでそれが「個性」かのごとく録音し直さないという事は、誰も指摘せ
 ず、本人も「それでよい」と納得してるのか。

  ・・・以上が、私なりの分析である。



宮内洋氏の「うた」については、色々な感想・意見があるだろう。思いつくことを書いてみた。

【宮内氏の歌】

宮内洋氏の「うた」はハッキリいって上手いとは言えない(^^;;;) しかし、なにか不思議な
魅力がある。聴く者の耳に、割って入ってくるボーカルの破壊力は実は凄まじいのだ。にぃとは、
そこに宮内氏の天然の「ロック魂」を感じてしまうのである・・・。

【にぃとのお気に入り部分】

    1番:(♪あーつーいぃーかあーぜーーー)の「ぜーーー」ののばしかた。
    2番:(♪もーえーあーがりぃーーズバット参上〜)の「りぃー」のリキ。
    3番:(♪ともよきいたか勝利歌〜)の発音と「うたーーー」の声。
    全て:(♪おーれーは快傑う!!ズバットさー)の「つう!」
    サビ: 1回目の(♪ズバット参上〜)の「ズバット」のダミ声の出し方。

【最後に】

「うた」ひとつとっても、ここまでファンを楽しませてくれる宮内氏。氏自身が意識・無意識
どちらであろうとも、これは凄いことだ。受け手は、つい想像力をかきたてられてしまうのであ
る・・・。