【ひとりごと】

ひとりごと

= 自由気ままな雑文 =


仮面ライダー剣スペシャルショー (2004/8/31)

  先週末と先々週末の2日間、TOKYO DOME CITY スカイシアターで上演されていた「仮面ライダ
 ー剣スペシャルショー」
を観て来た。本当は今日の千秋楽に行く予定だったが、どうしてもは
 ずせない用事が入ってしまい(^^;急遽週末に行った。が、今日の公演もやはり相当良かったらし
 い。あー、観たかった、残念(泣)
 (クリックすると拡大写真をご覧になれますが、遠景のため写りが悪いです(^^;)

  物語は舞台センターに登場する上級アンデット(伊坂に似た印象の金髪グラサンの黒服兄ちゃ
 ん(^^;)から始まる。アンデットの気配を敏感に感じ取ったカリスとレンゲルがそれぞれ客席か
 ら登場するが、お互いを見つけるとすぐに戦い始める(アンタたちってそれが条件反射なの?)
 そこへブレイドとギャレンが登場、戦いを止めようとするが、上級アンデットの力によってアン
 デットの本能を呼び起こされてしまったカリスとレンゲルは容赦なく 2人に襲い掛かる。上級ア
 ンデットの狙いは4人をまとめて始末し4つのベルトの力を合わせた最強のライダーを作り出す事
 にあった。更に甦ったアンデットに襲われ窮地に陥るブレイドとギャレン。

  これはゲーム、カードバトルロワイヤルだとうそぶく上級アンデ
 ットの言葉に、ある男が立ち上がる。仮面ライダー王蛇・・・って
 カードつながりかよ(^^; 人間でありながら恐怖と破壊と殺戮を何
 よりの喜びとする王蛇に興味を持った上級アンデットはブレイドと
 ギャレンを叩きのめすその戦いぶりを見守る。そこへ王蛇を止めブ
 レイドとギャレンを救うべく龍騎とナイトが現われる。心強い味方
 の登場に力を得て再び戦い出すブレイドとギャレン。

  会場がドッとどよめいた(ウケた?)のが仮面ライダーナイトが
  3人登場したトリックベントの場面。3人の身長が微妙に段違いだ
 ったのはご愛嬌(笑)。

  だがそれも束の間、圧倒的な強さの上級アンデットに翻弄され 4
 人がなす術もなくなったその時。

  どこからか「諦めるな」と声がした。1号、2号、V3、スーパー1。
  4人の「大先輩」が救援に駆けつけてくれたのだ。10人の仮面ライ
 ダーとアンデットが入り乱れ死闘が繰り広げられる。

  V3がカリスとレンゲル相手に戦っている時のBGM が「斗え!仮面
 ライダーV3」。それも「主役バージョン歌入り!」なのを聴いた
 瞬間はマジで萎えた〜〜(^^;その直前、1号2号のアクションシーン
 でのBGM は「ライダー賛歌」のメロオケでカッコ良かったのに、何
 でここだけTVサイズ?(ガックリ)音響担当さん、お願いだから、
 せめてメロオケ使おうよ。何も無理して歌入りじゃなくてもいいじ
ゃない。それか、歌が必要なら水木一郎バージョンや子門真人バージョンがあるでしょうが。ED
の「走れハリケーン」だって挿入歌の「不死身の男」だって良いだろうし(つか、戦闘シーンな
らそっちの方がずっと合うと思うんだけど)。

  おまけに、戦闘の間中ずっとカリスとレンゲルを相手に「説教」してるV3(^^; あのさぁ、1号
 2号が説得するなら分からなくもない、あの2人はそういう役回りだから。でもV3が説教するのっ
 て、何か違ってないか?おまけに 2人が全く聞く耳を持たないと知るや「なら仕方がない!」っ
 て勝手に 自己完結してるし。そこで自己完結するなよ、V3!って思ったけど、風見志郎の思い
 込みの激しさを考えると、うーん、有り得るかも・・・(爆)

  スーパー1 はもうメチャクチャカッコ良かった♪立場上、どうし
 ても華のある台詞とかは 1号に行きがちなんだけど、その分アクシ
 ョンで見せた感じ。昭和ライダーの中ではアクションもビジュアル
 もスーパー1 が一番平成ライダーに近いから、昭和世代と平成世代
 をつなぐスタンスで良かった。アンデットを相手にエレキハンドを
 スパークさせると仕掛けられた爆竹が火花を散らせて舞台を走った
 り(これは凄く見応えがあった。観客の反応も良かったし)赤心小林拳三段蹴り(回し蹴り連続
 3回)を食らわすなど、アクションも仕掛けも一番派手だった。

  ライダー 8人がかり(カリスとレンゲルは操られているため実質
 的には敵となっている)でやっと上級アンデットを倒したかと思わ
 れたが、やはり彼は手強い。再び立ち上がると人間体から本来の怪
 人体へとその姿を変える。圧倒的なその強さにブレイドとギャレン
 が三度倒れたその時。

  ここでやっと 555とアギトが駆けつける。雨で足元が濡れていた
 ためか、登場場面でアギトが思いっきりスベった回があって爆笑。
 でも「アギト(翔一くん)だから」許せた気がする。555 だったら
 見逃せなかったかも(笑)。

   2人の活躍によって上級アンデットは倒され、カリスとレンゲル
 もその呪縛から逃れるが、その時、最早お終いかに見えた上級アン
 デットが再び甦る(・・・ゾンビか(^^;)。だが最後は現役ライダ
 ー 4人の共闘で上級アンデットは封印される。ここではギャレンが
 ゼブラアンデットのラウズカードで 「分身」を見せてくれる。こ
 うして見ると、「仮面ライダー龍騎」と「仮面ライダー剣」って技
の設定とか微妙に似てるんだなぁ(^^;

  恐らくは後方で雑魚と戦っていたのであろう(^^; 昭和ライダー
 チームも再び登場し12人のライダー揃い踏みで終演。っかし、いく
 ら出演させるのが「お約束」でも、1号2号V3は完全に浮きまくって
 ますなぁ(苦笑)

  昭和、平成の区別なく仮面ライダーはスーツの基本色が黒で胸や足の装飾を銀にしているパタ
 ーンが多いので野外ステージの上では意外と映えない(屋内ステージで照明が当るとまた違うの
 だが)。そのため、単純なカラーリングではあるが、緑と赤のV3が一番目立っていた。その代わ
 り、頭のデカさでも一番目立っていたけど(号泣)。

  とにかく凄かったのが上級アンデット人間体のアクション。スレンダーでタッパもあるので長
 い手足を使った動きがもの凄く綺麗。大振りの立ち回りの時は全身を使い、小さく見せる時はキ
 チッキチッとメリハリつけた動きのアクションにはキレがありスピードも速い。声量があり声が
 ビンビン通るし、何よりも存在感というか、登場しただけで一種のオーラを感じさせた。

  全部で4回観たが最後の1回は霧雨の中の強行ステージ。観客はビショ濡れになりながら(上演
 中は視界を遮るので傘がさせない)だったが、舞台のコンディションも最悪。その足元の悪い中、
 見事なアクションを見せてくれた役者さんたちには感激。

  余談。ショーの後に偶然私の近くに居た小さいお子さん連れの若いご夫婦の会話が耳に入って
 来た。奥さん「すっごい懐かしかったね!」(ご主人コクリと頷く)奥さん「 V3!!」・・・
 えーっと、何もそんなに力まなくても(^^;と思うほど力強く「V3!!」と言い切って下さった奥
 さん。V3ご指名で懐かしかったんですか(笑)。最近、ウチのアクセス数が上ってるのはスカイ
 シアターの影響もあるのかも(^^;