私的「仮面ライダークウガ」論 Vol.13

第23話「不安」/第24話「強化」

ライジングタイタンフォーム登場編

['00/7/23 last up date]


碑文の解読を進める桜子さんが見つけた言葉はあたかもクウガの死をも意味するかのような謎 めいた予言だった。五代の身を案じ不安を募らせる桜子さん。当の五代は相変わらずあっけらか んとして、戦いの最中時折現れる電気的衝撃(ビリビリ)に気を取られている。一方、メ族の最 後の生き残りのカマキリ怪人メ・ガリマ・バは、次なるゲームのチャレンジャー・ゴ族のルール にのっとり殺人を開始する。それは、ある一定の法則によりマーキングした人々を追いかけ選別 しながら殺す、と言う狩猟にも似たゲームだった。

このエピソードからクウガを取り囲む環境が大きく変化する。ひとつは警察庁が正式に「未確 認生命体 第4号(クウガ)を協力者と認定」した事。グロンギが復活して半年余り。その間ずっ と戦い続けて来たクウガにしてみれば 対応が遅いっ!と言いたい処だが、ま、日本の官僚にし ちゃ早い方か(苦笑)。もちろん警察が公式にクウガを認めた影には一条刑事の並みならぬ尽力 があったであろう事は想像に難くない。現段階ではまだ警察と直接連動したエピソードはないも のの、いづれは警察組織との連携プレイも登場するのかも知れない。だが、恐らくそれはそれで 「国家が極秘裏に開発した生物兵器を使用」などとマスコミに叩かれる事になるのだろう。

もうひとつはクウガが新たなる力を手に入れた事。新しい戦闘形態「ライジングフォーム」は アークル(ベルト)のアマダムが金色に輝きこれまでの戦闘フォームを更にパワーアップした形 だと言う。「 4色に光る!まわる!ソニックウェイブが唸る!」のキャッチコピーでお馴染みの DX変身ベルトのアマダムには赤、青、緑、紫の4色の他に黄色が「隠れキャラ」ならぬ「隠れカ ラー」として存在しているとの事。つまりライジングフォームの登場はマーチャンダイジングと 連動した当初からの企画に入っていた事になるが、「グロンギの凶悪化=クウガのパワーアップ の必要性」を作中できちんと表現しているため違和感を感じさせない。導入部分をいかに丁寧に 描き込むかがこの作品のクオリティ維持の鍵となっている事を制作側がわきまえているからであ ろう。

また、このエピソードで初めて「刑事ドラマ」にはつきものの「聞き込み捜査」が描かれる。 これまでの警察(主に一条刑事)の動きはグロンギの「捜索」、つまり事件の起こった後を追い かけるので精一杯で捜査が後手に回っていた。だが今回は聞き込み捜査をしカマキリ怪人が「誰 を狙って」「どうやって追跡しているか」までを推理し、メディアへ情報を流す事で被害を食い 止める。カマキリ怪人に襲われた桜子さんのピンチをギリギリの処で救ったのは五代だが、今回 桜子さんにとっての 真のヒーローは、ニュースで被害者と桜子さんの共通点に気付き電話で連 絡した椿医師ではなかったかと思う(桜子さんに食事の誘いをフラれても決して メゲない椿セ ンセイの精神力と言うか能天気さは五代と良い勝負(笑))。残念な事に、そんな椿医師のカッ コ良さに桜子さんはまるで気付いてないようだが(^^;

最近気になるのが必要以上に多い五代雄介のアップ。ファンサービス か?(笑)そのニッコ リ笑顔に悩殺されてる女性ファンが多い事も事実だが(^^;私的には五代雄介としてのオダギリジ ョーはアップよりもバストショットもしくはロングに引いた画の方が好きだ。何故なら立ち姿勢 を含めた五代の全身からは何とも言えない ほんわかした独特のムードが伝わって来るからだ。 そのほんわか感がオダギリジョーの持ち味であり「近所のお兄ちゃん」的な五代雄介の存在感で もある。逆に一条刑事は全身、特に立ち姿勢がイマイチ締まらないのが難点なので(いい加減猫 背な後ろ姿は何とかして欲しい ^^;)彼はちょっと眉をひそめたアップが良い。

余談だが、最近の科警研はゴウラムの 発進基地と化してるような気がする。クウガのアマダ ムに反応しては科警研を飛び出し、戦い疲れてエネルギーが切れると元の石の破片になり一条刑 事によって回収され、科警研でエサ(金属片)を与えられ休まされてはまた飛び出して行くゴウ ラム(笑)。余計な心配だがそろそろちゃんとゴウラム専用の出入口(発進口)を作ってやらな いと、科警研の壁が穴ぼこだらけになると思うが(爆)。でも「ここがお前の出入口だよ」って 誰が教えるのだろうか?すでにゴウラムの世話係と化してる榎田女史か(だってエサを与えてる のは榎田さんだから当然しつけも・・・ ^^;)。でなければ、五代がゴウラムの 甲羅をなでな でしながら話しかけていたらかなり可愛いかも(笑)。もしかして、ゴウラムって古代では 戦 士のペットだったとか!?(爆)


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