私的「仮面ライダークウガ」論 Vol.24

第46.5話「初夢」

['01/1/12 last up date]


関東地方のみオンエアされた2時間枠のお正月特番。前半1時間は第17話「臨戦」と第31話「応 戦」をまるごと放送し、後半 1時間は第32話「障害」から前回の第46話「不屈」までの15話分を まとめたダイジェスト版。ポレポレ店内でお正月営業の準備をしながら「色々大変だった去年」 を回想している五代の処へ奈々ちゃん、みのりっちや桜子さんが 可愛らしい晴れ着姿で新年の 挨拶に来ると言うパターンで視聴者サービス満点(笑)。

第17話「臨戦」と第31話「応戦」は全国放送されダイジェスト版とは言え 1エピソードとして 成立しているので今後DVDやビデオで視聴が可能だが、今回の放送は後半のダイジェストを1時間 枠で作っているため完全にイレギュラーエピソードとなっている。つまり、今回見損ねた視聴者 は今後観られる確率が極端に低くなるのである。もちろん、ソフトの映像特典や再放送の可能性 は考えられるが、本放送期間中のダイジェスト版はリアルタイムで観てこそ意味があるものだ。 それを全国ネットしなかったのは何故だろう。

私は元々視聴率云々は興味がないので気にした事がなかったが、かつて「仮面ライダー」シリ ーズは制作が大阪の毎日放送だったせいもあるのだろうが、関東よりも関西の方が人気が高く視 聴率も高かったと聞いている。だが「クウガ」に関してはどうなのだろう。高視聴率が見込めな いから関東地方だけの放送になったのだろうか。地方のファンにもリアルタイムで観て欲しかっ た、と思わせるほど後半のダイジェストは面白かったのに。

本放送ではその多くを占めていた「人間ドラマ」的要素を徹底的に排除し、あくまでもクウガ とグロンギの戦いの記録に徹したダイジェストは、ある意味、ヒーロー作品としてとても見やす い構成となっている。またこれまでのダイジェストと違い時間的に余裕がある事から、重要な場 面が途中カットされる事なく観られ五代=クウガの心理的肉体的変化もきちんと伝わったのでチ ビッコたちにも分かりやすかったのではないだろうか。

だが、脚本や設定がそうなっていたからかどうかは分からないが「1月2日現在の五代雄介」が どうもいつも以上に 情けないキャラクターとして描かれていた事が気になって仕方なかった。 次々と新年の挨拶に来る女性陣のパワーに押され気味でみのりっちに「おせちも良いけど、カレ ーもね!」と言われてカレーを提供すれば、何時の間にやらみのりっちの代わりに登場した桜子 さんに まるでタワーのようなお重を出されて「じゃあ食べましょう♪」(爆)。このカレーは どうしたら良いんだ・・・(汗)とでも言うかのようにおせちの入ったお重とカレーのお皿を見 比べる五代の表情はエラく情けない(苦笑)。

極めつけは「おせちタワー」を食べ尽くした五代がふと気づくと、何時の間にか店内はお客さ んでいっぱいで「カレーまだ?」のクレームの嵐(笑)。慌ててカウンターに近付く五代は、だ がカウンターに座ってる 怪しいグループが気になって仕方ない様子。それはかつてクウガに倒 されたザイン、ビラン、ガルメ、ガリマ、ゴオマの人間体たち!彼らは何と 晴れ着姿で21世紀 に甦って来たのだ(爆)。だがいくら晴れ着を着ていても元はグロンギ(^^;ザインは鼻息荒くビ ランは自分の腕に噛み付き、ガルメは舌をペロペロ出してゴオマはイヤリングをはじく癖が抜け ない。紅一点のガリマ姐さんは五代を見て「振り向くな」って、オイオイ振り向かなきゃカレー は出せないぞ〜(大爆)。

そんな彼らに囲まれて狐につままれたような表情の五代が情けないやら可愛いやら(*^^*)こ ういう「ヒーローに倒された敵キャラが全く別人として登場する」シチュエイションはまさに東 映東京制作の作品らしいなと感じさせ、女性陣の着物姿とあいまってお正月に相応しい華やかな 特番となった。ただし残念なのは、五代の羽織袴姿が少なかった事。これに不満を感じた五代フ ァンも多かったのではないだろうか(爆)。


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